糸で絵を描く

私に取って刺繍は、パッチワークの次に長く手をかけてきた手芸です。
画像の猫を刺した時にSNSの友人から『絵本になりそう』と言われ、思い出したことがありました。

刺繍ではないですが、グランマ・モーゼスさんのこと。
国際的画家・アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス
無名の農婦だった彼女が本格的に絵を描き出したのは70代になってから。
それまで、仕事や子育てなど、農家は多忙でしたし。しかし、その忙しかった日常を全て絵にしたことは、彼女の人生の熟された収穫になったと感じます。

そんなふうに、絵を描くように作品を作りたいなぁといつも思ってました。

刺繍糸も絵の具と同じですね。
糸の太さや何本取りか、素材の質感で発色も変わります。針を筆にし、布に描きます。

思うように描くまでには、大変ですね。
糸は不安定な撚りがあるから。

日本の着物などの刺繍は、すごい技術に出会えます。
日本刺繍に憧れますね。

また、シンプルな線だけの刺繍も大好きです。

それは刺し子に通じるものがありますね。

そもそも、刺繍糸を扱い出したのは、クロスステッチでした。

海外輸入が流行りだった30年前に、まだ、インターネットなどがポピュラーじゃなかったころ、エアメールや船便を駆使して、アメリカやイギリスから、手芸素材を個人輸入しました。

その時にMirabiliaデザインの図案に出会い、夢中になって天使などを刺しました。
非常に細かい目のAida布でしたが。
その際にかなりの色数のDMC糸を揃えました。

山暮らしの上、まだ、通販が整わない時代でしたから、買いに出た際にはまとめて買う!でしたね。

👇参考に、Mirabiliaデザインのサイトです。
クロスステッチや刺繍をしなくなったのは、老眼が進んでからです。

目の数え間違いや、疲れ、また、それではつまんないからです。

しかし、今また刺繍しているのは、老眼鏡があるおかげもですが、クロスステッチではなく、絵を描くように刺したいからでしょうか。

クロスステッチも大好きだから、またやりたいですね。

いずれにしても、針と糸が実は苦手だった20代までを思うと、今は嘘のように針と糸があるから元気に作って楽しいので。

苦手はいつか心を支えることになる場合もあるんですね。

さあ、たくさん描こうー♪

小豆茶房

創作雑貨屋・和と布と糸がキーワード 丁寧を暮らしの中に提案します

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